フリーランス成功方法

年収1000万円以上!
株式会社化?
・・・

何をもってフリーランスで成功したのかは人それぞの判断ですが、私の解釈では、

「 収入が途切れず十分にある 」 運営方法を確保できた状態を意味しています。

例えあるプロジェクトに参加していたので、年収1000万円あったとしても、それが途切れてしまうと収入が無くなる様では、成功しているとは言えません。収入の大きさよりも継続性が成功の条件です。

それを叶えるのは下記のフリーランス成功方程式です。

売上 = 顧客数 × 単価 + α

成功の為の3つの要因について、実体験や見聞により下記にまとめました。

 

成功方程式グラフ
 

顧客を増やす

エージェント経由で顧客を紹介してもらっているだけでフリーランスをしている人は、まだ多い印象を持っています。短期的にはエージェントを利用するのは賢い選択だと私も思います。

でも、長い現役の期間、収入が途切れる事ない様にするには、顧客を増やしていく様々な手段を考えておきたいです。下記にフリーランスが顧客を増やす重要なポイントをまとめてみました。

 

フリーランスで働く女性


 

早くフリーランスを始める

私がこれまで見てきたフリーランスで働く人は、多くが営業活動が苦手です。自分をアピールすることが上手ではないです。

エンンジニア系のフリーランスに顧客を増やせないでいる人が多い印象を持っています。

 
特に下記の様に、顧客を増やす努力をする必要はないと勘違いしている人は、ゆくゆくは困ることになっています。

” 売りこんだりしなくとも、自分には口コミで自然とお客さんが沢山、集まってくる ”

この様な一種の幻想を抱いている人は、むしろフリーランスにはならない方が良かったかもしれません。

 

顧客に指名してもらうには、自分を選ぶと良い理由を伝える必要があります。概して、その効果的な方法は試行錯誤で身につくものです。

だから、一日でも早くフリーランスを始めて経験を積むことが、顧客を増やすことになるでしょう。

” フリーランスになるなら、もっと技術をレベルアップしてからでないと ・・・ ” と言う人がいます。

でも私の知る限り、フリーランスで働いている人はその専門分野で技術が高いかと言うと、それ程でもないと思っています。

有能な人はフリーランスとしての仕事のやり方やコミュニケーションの仕方が、感心する程、上手です。これは経験によって培われたものなのでしょう。

勉強よりも、フリーランスとしての実践の方が技術も得られるし、実績も残ります。フリーランスで働くと決めたならば早く実践した方がメリットがあります。

 

優先顧客を決める

フリーランスの顧客には4つあります。

  • 継続してもしくは複数の仕事があるユーザー
  • 単発の仕事があるユーザー
  • 継続してもしくは複数の仕事があるエージェント
  • 単発の仕事があるエージェンント

 

上記の4つの内、4のエージェントなのに単発の仕事のみしかないというのは稀です。

どの顧客を増やしていくべきか優先順位を決めておくと、仕事を取得する一瞬のチャンスに正しい判断がし易くなります。

上記の1が最も優先順位が高いのはどんなフリーランスでも明らかでしょう。
判断に迷うのは、2と3です。

 
単発より仕事が複数ある方が良いので3を優先させたいと考える人も多いでしょう。
でも、実際にフリーランスで仕事をしてみると、エージェントよりもユーザーの方が良い理由は沢山あることが分かると思います。

例えば、エージェント経由の仕事の場合、自分を名乗れないことがあります。あたかもそのエージェントの社員の様に振る舞わなければならないのです。

もっと酷い場合は、そのエージェントが孫請けの場合です。元受のエージェントを名乗らなければならないこともあります。

フリーランスの場合、一つ一つの仕事の実績が信頼性のアピールになるのに ・・・

また、エージェントの料金を引かれるので、報酬単価が少ないのはエージェント経由の仕事です。

目先のことだけなら、エージェントが良い場合もありますが、フリーランスとして長くやっていくには、ユーザー直の仕事は大事だと私は考えます。

 

注意!リピートが見込めない展開

常に新規顧客を探さなければならない事業展開はフリーランスには向きません。新規顧客獲得にはコストと時間がかかります。顧客がリピートで仕事を発注してくれる事業の方が収入を得やすいです。

 

リピートが見込み難いブライダル関係

DTPやグラフィックデザイナーの仕事をしていたフリーランスが、ブライダル関係の展開をしていました。

招待状やアルバム、記念品等、結婚式にはデザインに関する仕事があります。結婚式場と提携して仕事を回してもらうこともしていましたが、ブライダル関連の雑誌にも広告を掲載し、顧客の確保にも努力していました。

でも、経営は難しい状況にありました。

ブライダル関連の仕事は常に新しい顧客を探さなければならないです。一生に何度も結婚して同じ業者に頼む人は稀です。

フリーランスの場合、仕事を得るのに出来るだけ時間とコストをかけたくありません。それ故、リピートが見込めない事業展開は避けるべきです。
 

修正の仕事が見込めるホームページ制作

一方、Web制作の場合、一旦ホームページを作っても、修正したくなるものです。季節ごとにトップページを変えたいという要望も結構多いです。

事務所が移転した、電話番号が変わった 等、ホームページに掲載した内容が変わることもよくあります。この様に顧客の方からリピートの仕事を依頼してくる事が多いです。

また、アクセス解析を元に、ホームページの変更を提案して仕事を作る行動も取れるので、フリーランスには向いている事業展開です。

 

ユーザーとエージェントをネットで探す方法

初めはネットをフルに活用してフリーエージェントの情報を集めると良いと思います。
いきなり初めからユーザー直の仕事に不安を感じる人は、エージェント経由の仕事をしてはどうでしょうか?

問合せへの回答や説明会も行っているエージェントがありますので、分からない事がありましたら質問してみると良いでしょう。

フリーランス情報収集先 例

参照 フリーエンジニアの相談なら レバレジーズ

参照 個別説明会も実施している エンジニアナビ

参照 首都圏の開発系等の案件を紹介 ビッグデータナビ

参照 Web系・オープン系等の案件を紹介 グッドワークス


 

顧客が集まる組織に入る

それっていくらするの?
申し込むのに何を準備すればいいの?
どのくらい時間がかかるの?

この様な疑問や不安を持っているから依頼しにくいと思われがちなサービスがあります。

あるフリーランスの翻訳家は商工会議所や商工会、またそれ以外にも様々な組織に入ることにより仕事を得ています。

会って話をすると、顧客が抱えている疑問や不安に答える機会があるそうです。不安が解消されると、仕事を提案されることもあるのだと言います。

海外メーカーの日本特約店になるにあたり、諸々の英語の書類に目を通してもらいたいといったニーズにも対応しているのだとか。

 
但し、注意したいのは、団体や組織に加わると怪しげな商品を扱う人からもアプローチがあります。

表向きとは別に、ネットワークビジネスで健康食品やグッズなどを販売している人が多いです。肩書を信じて付き合うと、高額な物を買わされそうになったなんという事は良く聞く話です。

ネットワークビジネスの勧誘を恐れて団体や組織に入らないというのは、もったいないです。そういう方々と上手に付き合い本業で貢献できる関係を構築するのは難しいことではありません。

 

フリーランスの弱点 信頼性を高める方法

あまり賛成されませんが、私は苦手ならばフリーランスは無理をして営業活動をしなくていいのかもしれないと思っています。

どんな形であれ顧客を獲得する活動は必要です。しかし、チラシ、DM、飛び込み営業 等、苦手であれば無理をする必要ないと思っています。

それよりか、信頼性を上げる活動をした方がいいと思うのです。その活動の中で顧客を増やし、仕事を取れるチャンスが生まれると思います。

但し、何度も言うようですが、これは本流ではありません。企業の担当者は外部から情報を集めて来るのも仕事の一部です。だから営業に行くと会ってくれる所もあると思います。

例えば、従業員500人ほどの製造業で、C言語のプログラミングが出来る人を探していました。でも、なかなか見つからずに困っていました。フリーランスを必要としている企業は存在します。営業活動は出来ればやった方がいいです。
 

チームを作る

フリーランスで成功している多くの人は、なんらかのチームを作っているという印象を持ちます。

” チーム ”は” 組織 ”に顧客からは見えます。個人よりも組織の方が信頼できると顧客は考えるでしょう。

それだけではなく、実際、チームを作ると引き受けられる仕事の幅が増えます。また、チームの誰かが幸運を引き当てて仕事を持ってくることなどもあります。

協力できるフリーランスを探してみてはどうでしょうか?

 

実績をアピールする

フリーランスの最も信頼性をアピールする所は実績でしょう。
フェイスブックやホームページ等に実績を公開しているフリーランスもいますね。

できれば顧客の評価も記載されているとよい良いのでしょうが、自分で自分の評価を掲載するなんて嘘っぽいと思うのか、あまりやられていません。

また、実績に対して評価をしてくれる、フリーランスの仕事紹介サイトもあるので、利用してみてはどうでしょうか?

仕事の実績・評価をアピールできる仕事紹介サイト 例

参照 パソナグループが運営する Job-Hub

参照 NHKクローズアップ現代で紹介された クラウドワークス

参照 在宅ワーカー向けの中にWeb・デザインの仕事も シュフティ


 

信頼性を高める肩書

IT関係ですと、Microsoft、Oracle 等の民間の資格は信頼性を高められるので名刺に印刷しているフリーランスも多いです。

技術的な信頼以外にも人格や社会的立場の信頼性も伝えられると顧客に信頼され易いです。

例えば、町内会長は市長にも直接会える立場にあります。一般的に信頼性が高い肩書です。他にも地域の防災リーダー、環境審議委員 等、なんらかの役割を担っていれば、アピールした方が良いでしょう。

 

単価を上げる方法

まずは単価を意識して働く

フリーランスの場合、単価を常に意識している必要があります。
社員ならば、給料は一定ですが、フリーランスの場合、減るどころか無くなってしまうことだってあります。

フリーランスで働くことを選んだ以上、短時間当たりの収入を高める必要があります。
一つの仕事の時間を短縮し、もう一つ仕事を増やすつもりでいるつもりでいた方がいいです。

直接取引の顧客を増やす

エージェントから報酬をもらう働き方は、派遣と変わらないことになります。
フリーランスならば直接、報酬を顧客からもらえる仕事を増やす様にしたいです。

追加の仕事をもらう

プロジェクトの前後には別のプロジェクトがある場合も珍しくありません。

「 他に参加させて頂けるプロジェクトはありませんか? 」

一言、顧客に聞くか聞かないかで大きな違いです。仕事が増えるだけではなく、関連性のあるプロジェクトですから効率よく仕事ができるでしょう。

時間短縮にもなり、時間当たりの単価がアップし易いです。

取扱い商品、サービスの種類を多く持つ

顧客からすると出来るだけ簡単に目的を達成したいと願っています。
フリーランスの専門分野がその一部分しかないと、残りも本当はやってもらいたいと顧客は思っている筈です。

例えば新しいシステムをインストールしました。そのシステムには新しい帳票出力用のプリンターが必要です。

顧客からすると、システムのインストールだけでなく、帳票出力プリンターも持ってきて欲しいし、印刷できる様に設定して欲しい、さらに取扱いについても説明してもらいたいです。

顧客の要望に対して、応えられる様に提供サービスの幅を広げたいものです。

 

αを増やす方法

ここでいうαとは、時間をかけずに売上を上げられることです。主に物販などが該当します。

αを増やす目的は、収入を安定させることもありますが、販売することに大きな意味があります。

フリーランスは営業や商売が苦手な人が多いです。販売を行う事により、本業の顧客を開拓する方法も学べます。

一挙両得なので、αを増やすことはフリーランスにとって大変重要です。

専門分野と関連した収入を得る

パソコンを顧客に販売しているフリーランスのSEがいます。
高い技術が顧客の信頼を得て、パソコンも注文をうけています。顧客にとっては、IT関連は全てそのフリーランスに相談すれば解決できるという付加価値があります。

ハンディターミナルのプログラム作成をしているフリーランスは、ハンディターミナル自体を販売しています。プログラムをインストールして顧客には渡すそうです。顧客にとっても直ぐに使えるのでメリットがあります。

 

逆に、α で所得を得ていたので、フリーランスになった人もいます。
営業をしていたのですが、趣味でJavaでプログラミングしていたのでした。当時はまだJavaの黎明期でしたので、その人は先駆者でした。

Javaに関するサイトを作ったらアクセスが集中する有名なサイトになったと言います。そのサイトが毎月、まとまった金額の収益を生んだのだそうです。

専門技術で付加価値が高い物を作って販売する

億万長者になった人もいるので、スマホアプリの販売はよく知られていますが、フリーランスが出来る付加価値の高い物販は他にもあるでしょう。

例えば、デザインの仕事をしているフリーランスの場合、独自にデザインした富士山のシャツを販売するといった方法です。デザインを一度作ってしまえば、後は手間がかかりません。

世界文化遺産になった富士山の絵がプリントされたシャツが売られていますが、デザインに魅せられる富士山の絵はあまり見たことありません。

買って着てみたくなる様なオリジナルシャツを作って売ってはどうでしょうか?下の様なサービスを利用すれば、オリジナルデザインのシャツを印刷できます。


安く立ち上げられるネットショップを利用すれば、24時間販売することができます。第一のポイントは、商品の付加価値が高さ、第二にネットショップへの集客です。

試行錯誤が必要になりますが、集客のノウハウが修得出来れば、フリーランスとしての強みにもなる筈です。

専門分野とは全く関係ない物品の販売を行う

毎月10万円の収入が本業以外に入ってくると、かなり生活は楽になります。

フリーランスは自己責任を負う働き方なので、この α の意味は大きいです。

なんらかの物を販売する力を持てば生活力がつきます。本業へも良い影響を与える筈です。

例えば、住宅建築会社と提携をします。
顧客を紹介し成約できたなら、マージンをもらいます。顧客はサイトを作って集客します。Webデザイナーのフリーランスならば簡単にサイトを作る事ができるでしょう。

サイトに設置した問合せメールが自分と提携会社の両方に届く様にすれば、クロージングは提携会社が行ってくれます。場合によってはサイトを作って得られる収入よりも、稼げることができるでしょう。

他にも、お茶屋、お菓子屋等、街にある店舗と提携して商品をネットショップで販売してマージンを得る方法があります。

ネットやデザイン関係は制作依頼の仕方が分からないからやっていない事業者が多いです。無料で制作する代わりにマージンをもらうという方が安心してWin-Winの関係を作れるケースも多いです。