フリーランス失敗談

フリーランスがおかした失敗例をご紹介します。
私が知り得る限りにおいて、専門としている分野において技術不足が原因で失敗した話はあまり聞いたことがありません。

一番多いのは、コミュニケーションの問題です。他にも働き方や仕事の進め方などで困った事になる例が多いです。

つまり、経験したり、こういう失敗談を聞いたりしないと防げられないと思います。フリーランスで成功している人は、技術が優れてりるというよりも、経験の一日の長があると私は感じます。

私が一緒に働いた事があるフリーランスの方々を見ても、それ程高い技術を初めから持っているわけではありません。でも、その中でもリーダーシップを取れる人は時間管理が出来て、慎重な仕事の進め方ができる人です。

これからフリーランスになろうと決めている方はできるだけ早くスタートし、経験を積んだ方がいいと思います。
 

フリーランス失敗事例

フリーランスの失敗例



 

特定顧客へ依存し過ぎて大幅な売上減少

フリーランス事例
フリーランスでCADの仕事をしていた人の失敗例です。
顧客ごとに仕様が異なる製品を作るメーカーから、CADでの図面制作の仕事を請け負っていた人がいました。

一つの製品でも、完成図、部品図、アッセンブリ図 等、複数の図面を作る事になります。それ故、そのメーカーの仕事だけでかなりの量になりました。

そのフリーランスの売上のほとんどをそのメーカーい依存していたのでした。ところが、ある事情があり、仕事が途絶えてしまったのでした。

つまり、収入がゼロになってしまいました。

会社勤めの場合は、仕事は何もしなくとも指示されて増やされます。また仕事が無くとも給料はもらえます。

でも、フリーランスの場合は、仕事をもらう努力が必要なのです。でも、これが煩わしいと思ってしまう傾向があります。

だから、仕事を多く発注してくれる顧客が見つかると、その仕事のみ行いたくなります。一見効率的に思えますが、リスク分散の観点で問題があります。

 

取引先が制作中に仕様を変えてしまい作成し直しに

フリーランス事例

プログラム作成の下請けの仕事をしてるフリーランスの人の失敗です。

そもそも発注元のユーザーが仕様の変更が多っかたらしいです。下請けなので直接、ユーザーと話をするわけにもいきません。

納入直後に仕様の大幅変更がありやり直しさせられたそうです。納入後なのですが、検収前なので料金はかわらずに作成をし直したとのことでした。

フリーランスが最も悩まされるのが、着手後の仕様変更と言ってよいでしょう。特に下請けの仕事となると、どうしようもないです。

下請けのメリットは仕事を継続的にもらえる事ですが、効率が悪い場合もあります。立場も弱いので泣き寝入りするしかないです。

下請けの仕事は出来るだけ減らす様に努めたいものです。

 

着手後に仕事がなくなってタダ働き

フリーランス事例

Web制作のフリーランスの失敗例です。

クライアントより、急いでホームページの制作を依頼されたそうです。
クライアントの思い入れが強く、アピールしたい事柄が沢山あってサイト構成がなかなか決まらない ・・・ といった事態に

納期は決まっているので、決まったところから制作していくことにしたのでした。
ところが、やはりクライアントが仕様を決めきれずに、納期までの完成を断念することになりました。

無期延期の事態に!
結果、ホームページは出来なかったので、代金はもらえずにタダ働きになってしまいました。

Web制作では、顧客理由で依頼案件が無くなってしまうケースが起ります。

クライアントは必ずしも意思決定できる人ばかりとは限りません。特にホームページの場合、良く見せたい、といった気持ちばかりか、凝ってしまうクライアントがいます。

Web制作のリスクなので、着手金をもらう様にします。リスク管理を契約に織り込む必要があります。

 

理解力がない顧客に苦労

フリーランス事例

Web制作のフリーランスの失敗事例です。

「 何を言っているのか分からない。 」
「 どうしてそうなるのか分からない。 」

別に専門用語のことが分からないというのではありません。物事を理解する事が難しい顧客がいます。

顧客の要望通り画像を動かそうとするとフラッシュで作りこむ必要があります。それ故、別料金になるといった内容なのですが、理解してもらえなかったということです。

「 なんか騙された感じだよ。 」

そう言われたらしいです。

他にも
完成間近で仕様変更があったので、納期までホームページを完成させることができないことが納得してもらえなかったり、
検収まで終わり納品済みなので、それ以降の変更は有料になるといった事が理解されなかったりといった事があります。

サービスを提供してもらうことに慣れていない顧客がたまにいます。多くは年配の方で商売の経験も豊富なので不思議です。

しかし、そういう顧客は過去に他の業者も苦労しているケースが多いです。顧客からは他の業者への愚痴として聞かされる場合があります。それを聞き流してはいけないということです。

顧客が最終ユーザーである場合は、顧客の能力を推し量ることがフリーランスには必要になります。

 

エージェントのミスでタダ働き

フリーランス事例

FA系の組み込みプログラム作成のフリーランスの失敗例です。

工場で動く機械のプログラムの入れ替えの仕事を請け負いました。でも、行ってみると聞いていた状態と違います。作りこんで来たプログラムでは動かない事が分かりました。

その仕事はエージェント経由での仕事依頼でした。どうやら状況の聞き取りが足らなかった様です。再度出直してくる必要がある事がわかりました。

エージェントに連絡すると、どうしてもその日のうちに解決して欲しいと言うのです。

しかし、対処できないので、その日は帰るしかなかったのですが、エージェントから料金をもらえませんでした。

FA系の商社やエージェントは、手が回らない場合、仕事を依頼してくるので、現地の確認が疎かになっている事があります。現地に行ってでの作業が多いです。その上、問題や障害がある場合、現地に行ってみないと分からない場合もあります。

FA系の仕事をしているフリーランスの場合、早い段階で直接、ユーザーとコンタクト取る様にしています。フリーランスの仕事は結果を求められます。トラブルを回避する為にも、積極的にコミュニケーションを取っていく事が必要です。

そうすると、事前にこういうケースの料金の支払いに関して、エージェントに確認しておく事ができると思います。